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自然や農とともに

生きる未来を目指して

里森コロニヘーヴから

はじまる新しい日常

人が暮らし続けていくために欠かせない、田んぼや畑。植物や土という自然物と日常的に触れあうことができる、貴重な環境でもあります。

 

しかし近年、ライフスタイルの変化により耕作放棄地が増加。使われなくなった田畑を小屋付きの畑の集合体「コロニヘーヴ」として再生することで、自然や農業とともに豊かに生きる新しいライフスタイルを提案していきます。

自然や農業のある暮らしが非日常となった現状

日本では今、農作物の耕作をやめてしまった田んぼや畑、いわゆる“耕作放棄地”が年々増加。その割合は、日本の田畑面積の約10%にのぼると言われています。

原因は農家さんの高齢化や後継者不足や、農業に携わったことのない土地の所有者の増加。農業や田畑のある暮らしは、私たちにとって非日常になりつつあるのです。

 

かつて日本の各地では、多くの人が田んぼや畑を耕し、自分たちの食べるものを自ら育てながら暮らしてきました。

 

本来は私たちにさまざまな恵みをもたらしてくれるはずの田畑。 この貴重な環境を耕作放棄地のままにせず、心豊かに過ごすことのできる場所にしていければ、その環境はたくさんの人にとって原風景になっていくのではないかと考えました。

 

放棄され荒廃してしまった農地を蘇らせ、自然や農業とともに生きる暮らしを取り戻したい。

そんな理想を叶える環境として注目したのが「コロニヘーヴ」です。

デンマーク発祥の農地をヒントにした新たな日常

コロニヘーヴとは、デンマーク語で集合体を意味する 「コロニー」 と、庭を意味する 「へーヴ」 を合わせた造語で、デンマーク発祥の農地の集合体のこと。道具小屋でもあり、休憩小屋でもある。少しの間そこに滞在できるくらいの設備が整った小屋で、それがいくつも集合しています。

 

デンマークでは、小屋付きの農地を国や行政が市民に貸し出し、週末をコロニヘーヴで過ごす文化が昔から根付いていました。自然に囲まれた環境や農地で植物や土に触れ、豊かな週末を過ごすことを国が推奨しているのです。

「要は、身近なところで豊かな週末を過ごしましょうってことなんです。わざわざ遊びに出掛けたり特別なことをしなくても、週末に家族でここへ来てのんびり過ごせたら、それでも幸せを感じられるんじゃないかっていう。

 

そんなライフスタイルも、これからの時代に合ってるんじゃないかなと。そうやって、身近にある幸せみたいなものを今、もう一度見つめ直す時代になってると思うので。


畑に来て自分たちで食べるものを育てる傍ら、そこでコーヒーを飲んだり読書をしたりね。作物を育てるだけじゃない楽しみっていうのもセットにして、新しいライフスタイルを提案したいなと思っています。」

ー  原

コロニヘーヴは、ただ作物を育てるだけの場ではありません。いくつかの農地を集合体にすることで、そこに豊かなコミュニティが成立すれば、そこでの時間も楽しみの一つにもなると思います。

 

自分たちのほかにもコロニヘーヴで過ごす仲間が居て、そこに集まった家族同士で遊んだり、子供同士で遊んだり、一緒に食事を楽しんだり。自然とも人ともコミュニケーションを測り、同じ気持ちで過ごす者同士で支え合いながら生きていく。

そんなライフスタイルとコミュニティが出来上がり、それがモデルとなって日本中のたくさんの地域に広まっていけばいいなと思っています。

フィールドスケープがつくる『里森コロニヘーヴ』

私たちフィールドスケープが手掛けるはじめてのコロニヘーヴ。

 

新潟市秋葉区朝日地区の『里森コロニヘーヴ』では、農地とセットになった『里KOYA』を毎月定額で借りることができます。

 

農作業に使う道具の収納やちょっとした休憩に使える『里KOYA』にはデッキが着いており、ガーデンテーブルを置いてコーヒーを飲むなど、くつろぎスペースにもなります。

自分たちで食べるための野菜を育てたり、お花畑にしたり、ハーブ園にしたり、使い方は自分次第。

 

また、そこに集まった人同士でお互いに教え合ったり、会社の福利厚生として社員の方やその家族で使ったりと、そこで新たなコミュニティが生まれるかもしれません。

 

そんなふうに、みなさんで自由にコロニヘーヴをつくり上げてほしいと考えています。

「『里森コロニヘーヴ』を通して、自然とともに生きていくモデルケースをつくりたいんです。ささやかだけども、自然と一緒に心豊かに暮らしていくっていうライフスタイル。身近な自然でも十分幸せを感じて生きていけるんだよ、っていうことを形にしたいと思ってるし、自分もなるべくそういう生活をしていきたいと思ってるんですよね。


ついつい、人ってきらびやかなものや高価なものに流されるじゃないですか。でもそうじゃなくて、例えば野の花が咲いたなとかこんな虫が出てきたなとか、そういう身近な自然の中にも意外と喜びってあるんですよね、実は。そういうことを喜びながら日々を過ごしていけるような環境が増えたらいいなと思ってます。」

ー  原

■ 里森コロニヘーヴ

『里森コロニヘーヴ』は、農地と小屋がセットになったレンタルサービスです。

農業用具の収納やちょっとした休憩に使える小屋『里KOYA』に、約50㎡の農地がセットになっています。

家庭菜園やガーデニングなど、使い方は自由自在。

『里KOYA』のみ購入もできます。ご希望の方はご連絡下さい。

【里KOYA】

<仕様>

  • 約1.8m×1.8m

  • 国産木材使用

 

<料金>

レンタル ¥3,850(税込)/月

  • 年間契約

  • 農地(約50㎡)・デッキ付き

【住所】

〒956-0835 新潟県新潟市秋葉区朝日

【お問い合わせ先】

● 電話・FAXで問い合わせる

  TEL 0250-22-5113 / FAX 0250-22-9935

● メールで問い合わせる

子どもたちが自然とともに幸せに生きる未来へ

『里森コロニヘーヴ』で提供したいのは、“新しいライフスタイル”です。

「私たち、森のようちえんとか園庭とか、子どもたちが自然に触れて生活できる環境をつくっている中で、子どもたちが大人になったときに、身のまわりに自然がなかったり、自然とともに生きるライフスタイルが無いっていうのは、どうなのかなと思ってて。


だから『里森コロニヘーヴ』では、ライフスタイル自体をつくっていきたいんですよね。ライフスタイルになるような農地の使い方っていうか。今の時代、豪華な生活をすることだけが幸せだと思ってる子も居るんじゃないかなと思うんですよ。でもそれだけじゃないよっていうことを子どもたちに伝えていきたいし、そういう場をつくってあげたいですよね。」

ー  原

これからを生きる子どもたちへ、自然に触れる楽しさだけではなく、自然や農業とともに生きる新しいライフスタイルを伝えていく。

 

それは、自然の中で遊ぶ環境を子どもたちに提供している私たちフィールドスケープが果たすべき責任の一つでもあると思っています。

 

『里森コロニヘーヴ』のような場所が、この先たくさんの地域に広がり、少しでも多くの人が自然とともにささやかな幸せを感じながら生きていける未来を目指しています。

関連事業

事業紹介

フィールドスケープでは、身近な自然環境をつくり・守っていくための事業を展開しています。

事業紹介

取り組み

フィールドスケープでは、未来の豊かな地域環境をつくる活動に取り組んでいます。

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