取り組み
子どもたちの日常に外遊びを
ライフスタイルの変化により、子どもたちが外遊びをする機会や場所が減っている昨今。
子どもたちが、もっと日常的に自然と触れあえる場所をつくりたい。
そんな想いを込めたフィールドスケープの自社公園ができました。
木に登ったり、草花を摘んで遊んだり、走りまったり...
たくさんの子どもたちが、楽しく気軽に自然と触れあってくれることを心から願っています。
Asahi こども自然公園
みんなで子どもたちの遊び場を守る
「Asahi こども自然公園」内にある、カフェとレンタルスペースをを兼ね備えた「とまりぎ すばこ」。
1階のカフェスペース「とまりぎ」では、コーヒーや各種ドリンク、バウムクーヘン、パスタ、グラタン等が楽しめます。
2階のレンタルスペース「すばこ」では月数回の自然体験親子事業を実施するほか、地域の集会など自由に使えるスペースです。
地域の人にカフェやレンタルスペースを使ってもらうことで、子どもたちの自然体験の場である公園を維持・管理していく。
そんなふうに子どもたちの遊び場を地域のみんなで守っていくための、新しい取り組みです。
parkcafe&lifespace
「とまりぎ すばこ」
日本が抱える「人工林」の問題
日本では国土面積の約25%が人工林。そのうちの約45%、つまり国土の約10%が杉の人工林と言われています。
もともとは戦後の住宅建設のために大量に植えられた杉。しかしその後、外国産の安い木材の輸入などにより使われる機会が減り、森や林を管理する人も減っていきました。
放置された杉林は枝葉が密に重なり、日差しを遮ってしまいます。その結果、動物たちの食料となる木の実なども十分に実らず、生き物が暮らしにくい環境となってしまうのです。
杉の再利用と新たな森づくり
そんな杉の人工林を生きものが暮らしやすい環境に整えたい。
そのための取り組みとして、私たちが管理する森で杉の再利用と新たな森づくりをはじめました。
まずは、もとからある杉の木を伐採し、遊具や丸太の椅子に再利用。
そして伐採したあとの森には、クリやコナラ、クヌギなど実のなる木の苗を植樹していきます。
時間はかかるかもしれませんが、少しずつ森の再生に繋がる活動に取り組んでいます。
地域の自然を守る私たちにできること
杉の人工林を再生するには膨大な時間と労力を要します。
しかし、少しずつでも私たちにできる範囲で活動を始めていくことが、子どもたちが将来生きていく環境に繋がっていくと考えています。
造園業に携わる私たちが大切にしたいのは、地域環境を整えること。 森の再生を通して、生きものも植物ものびのびと暮らせる地域環境を整備していきます。
自然とともに生きる心豊かなライフスタイル
デンマーク発祥の小屋付きの畑の集合体「コロニヘーヴ」。
自然に囲まれた環境や農地で植物や土に触れ、豊かな週末を過ごそうという文化です。
この文化をヒントに、新潟市秋葉区で使われなくなった畑を『里森コロニヘーヴ』として再生しました。
現代の私たちの暮らしでは、自然や農業との触れあいは非日常になりつつあります。
そこで『里森コロニヘーヴ』を通して、身近な自然の中にある喜びを感じながら、豊かな日々を過ごしていける環境をつくっていきたいと考えています。
そんなライフスタイルをつくり、未来の子どもたちが自然とともに生きていくモデルケースになることを願っています。
里森コロニヘーヴ
豊かな休日を過ごすもう一つの居場所
畑作業に使う道具を収納できる『里KOYA』。
小さなデッキもセットになっているため、ガーデンテーブルを置いてコーヒーを飲むなど、くつろぎスペースとしても活躍します。
週末にこの場所を訪れて作業をしたり、ただのんびりと過ごしたり。そんな穏やかな休日を過ごす居場所の一つとしてお使いいただければと思います。
農地とセットになった『里KOYA』は、毎月定額でレンタル可能。また『里KOYA』のみ購入することも可能で、すでに自宅付近にお庭や畑がある方は、好きな場所に設置して自分だけの農園をつくることができます。
里KOYA
NPO法人アキハロハスが運営する施設において、フィールド整備や管理の支援をしています。
幼いころに自然の中でさまざまな経験をすることは、子どもたちの心身をしなやかに、たくましく育てます。
今では非日常になってしまった自然に囲まれた環境を子どもたちに提供するとともに、自然の中で成長することの価値を多くの人に伝えたい。
そんな想いでNPO法人アキハロハスとともに、森のようちえんやマウンテンプレーパーク、放課後里学校をつくりました。
子どもたちが自然とともに生き、自然を大切にしながら成長していく環境をつくり、未来に残していく。
そのようなモデルを構築し、持続可能な地域環境を実現したいと考えています。